貯水槽の補修工事と更新工事とは?
2024/12/17
貯水槽が破損すると、水を貯められなかったり水漏れしたりするなどのトラブルが発生します。貯水槽に異常が発見された場合は、補修工事や更新工事が必要です。
今回は、貯水槽の補修工事や更新工事とは何かについて、劣化した貯水槽を使い続けるリスクと共に解説します。
貯水槽補修工事とは?
貯水槽補修工事とは、「経年劣化によって漏水や破損が発生した箇所の修復」「腐食した部品の交換」「内部の接合部分の強度確保」などを目的とした工事のことです。貯水槽は経年劣化をはじめとした、さまざまな要因で不具合が生じます。そのまま放置するとトラブルの原因となるため、定期的な検査や補修工事が必要です。
また、貯水槽が野外に設置されている場合は紫外線や風雨などによって外部パネルが劣化するため、その補修も貯水槽補修工事に含まれます。
貯水槽更新工事とは?
貯水槽更新工事とは、老朽化した貯水槽を新しい貯水槽に取り替える工事のことです。貯水槽の耐用年数は、FRPの場合一般的に15年程度とされています。耐用年数を超えて使用した貯水槽は補修工事では対応できないこともあり、その場合は更新工事をして貯水槽そのものを取り替えます。
劣化した貯水槽を使い続けるリスクは?
劣化した貯水槽を使い続けることには、以下のリスクがあります。
・健康被害
・居住者からのクレーム
・貯水槽の破損
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
健康被害
維持管理が悪く劣化した貯水槽をそのまま使用した結果、水質の悪化や異物が混入する可能性があります。
水質の悪化した水を飲むことで、健康被害を引き起こすリスクが高まります。
健康被害は重大なトラブルにつながることもあるため、慎重な対応を心がけましょう。
利用者の健康を守るためにも、劣化した貯水槽は早期の補修工事または更新工事が必要です。
居住者からのクレーム
水に異変が起これば、居住者は不安を覚えます。
異臭がしたり色に違和感があったりすると「水が飲めない」「洗濯物に色や匂いが移ってしまった」などの事態が起き、居住者からクレームが発生するでしょう。居住者の間に不安が募ったりクレームが多発したりすると、集団での退去にもつながりかねません。居住者の減少は家賃収入に大きく影響するため、貯水槽の不具合はそのままにせず対処が必須です。
貯水槽の破損
貯水槽が劣化すると、水漏れやタンクの破損などのリスクが高まります。
万が一、貯水槽が破損すると建物全体の水の供給が停止することもあります。突然の断水は、居住者に迷惑をかけたり不信感が募ったりするなど、さまざまなリスクにつながります。
水は生活に必要不可欠なもののため、貯水槽が破損する前に補修工事や更新工事をして、利用者の信頼や健康を守りましょう。
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まとめ
FRP貯水槽の耐用年数は一般的に15年です。貯水槽の不具合は、健康被害や居住者からのクレーム、貯水槽の破損など、多くのリスクにつながります。補修工事で対応しきれない場合は更新工事が必要です。
設置から年数が経過していたり、異変を感じたりする場合は、業者に相談して貯水槽の状態を確認しましょう。